【注意】ファクタリングの優良業者・悪徳業者・違法業者を見分けるチェックリスト16選。ファクタリング優良業者とは?

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「ファクタリング業者は中小企業で知らない会社名が多いので不安」
「ファクタリング業者の逮捕のニュースなどがあったので不安」
「ファクタリング業者は、闇金でしょうか?」・・

ファクタリングを利用したいと考えている経営者の方でも、ファクタリング業者の中の悪徳業者、違法業者に不安を感じている方も少なくないはずです。今回はファクタリング業者の悪徳業者・違法業者を見分けるチェックリストを作成しました。参考にしてください。

目次

ファクタリングの優良業者・悪徳業者・違法業者を見分けるチェックリスト

その1.連絡が常に「固定電話」でなく、「携帯電話」からかかってくる

「03-0000-0000」とウェブサイトには記載されているのに、担当者からの連絡は「携帯電話」からかかってくるファクタリング業者には要注意です。担当者が外出中で携帯電話から仕方なく連絡があるというのなら問題ありませんが、事務所に問題があって固定電話を引けない闇金のような業者の可能性もあるので、注意が必要です。

その2.「オフィス」での面談がない

基本的にファクタリングの場合は「面談審査」が原則的に発生します。(一部、少額のファクタリングでは、郵送やオンラインでの審査のみのファクタリング業者もあります。)

とくに2社間ファクタリングの場合は「申込してきた経営者が信頼に足る人物か?」会って話さないことには判断できない要素が多いからです。2社間ファクタリングの場合は、一旦ファクタリング利用会社に売掛金が入金され、そこからファクタリング会社にそのお金を振り込むフローになるため、悪質な経営者だと、入金された本来ファクタリング業者に送金しなければならないお金を使いこんでしまうリスクがあるからです。

これを回避するためにファクタリング業者は「面談審査」を行うのです。ここで審査をオフィスではなく、カフェなどで行う業者にも注意が必要です。経営状況などのシビアな話をするのにカフェなどを選ぶ業者は信頼性が低いと言えます。

ウェブサイトに記載された住所にある「オフィスでの面談」が優良業者を選ぶ最低条件と言えます。※もともと、面談不要なファクタリング業者はのぞく
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オフィスの雰囲気に関しては、ぼろぼろの中小企業レベルのファクタリング業者が優良業者のケースもあるので一概に印象で決めるべきものではありません。ウェブサイトに記載された住所があって、オフィスで面談審査が行われるということ自体が重要なのです。

その3.見積もりの内容に不明点が多い

ファクタリングを申込んだ場合に「買取額の見積もり依頼」「見積もり査定」ができるのが一般的です。売掛先の信用力によって、買取額や手数料が変わってくるため、「正確にいくら必要なのか?」は見積もりをしてみないとわかりません。

  • 見積もりが出せない
  • 見積もりが概算で明細が書いていない
  • 見積もりに時間がかかる
  • 見積もりに不明点が多い
    ・・

このような対応を受けるファクタリング業者には注意が必要です。

ファクタリング手数料が高い、安いの前に見積もりが入手できるかどうかも重要な判断材料となるのです。

参考:ファクタリング業者の見積もり書・査定書

【ファクタリング体験談】トップ・マネジメントで2社間ファクタリング。わずか3時間で資金化。手数料5.0%と格安手数料!

その4.ファクタリング手数料の見積もりが法外に高い

ファクタリング手数料が相場と比較して法外に高い場合にも注意が必要です。

一般的なファクタリング手数料相場は

  • 2社間ファクタリング:10%~20%
  • 3社間ファクタリング:2%~5%

です。

手数料相場を確認して、その適性をチェックしましょう。

ファクタリング手数料の相場

その5.契約書を作成しない

優良なファクタリング業者の場合には、必ず契約書を作成します。
  • ファクタリング契約書
  • 売掛債権譲渡契約書

などの名称で作成されるものです。

  • ファクタリング契約書を作成しない
  • ファクタリング契約書の自社保管分を渡してくれない
  • ファクタリング契約書がペラペラの内容
  • ファクタリング契約書の内容を直前に変更してくる

というファクタリング業者には注意が必要です。

優良なファクタリング業者ほど、丁寧にそれなりの量があるファクタリング契約書を用意するのです。

ファクタリング契約書の注意点

また、同時にどんなに面倒くさいと感じても、ファクタリング契約書の内容には目を通しておくことをおすすめします。契約書の内容を見ずに契約してしまって、後から損失を被るのはあなた自身です。不明点があれば契約書の内容を担当者に聞くことも重要なポイントと言えます。

その6.申込時に要求される書類が少ない

優良業者ほど、ファクタリングの審査時に要求してくる書類が多いものです。

悪徳業者や違法業者は他の方法でお金を取ろうとしてくるので、真剣に審査をする必要がないからです。

ファクタリング審査では

  • 商業登記簿(全部事項証明書)
  • 決算書
  • 試算表
  • 納税証明書
  • 売掛先との取引契約書等
  • 売掛金の請求書(控え)
  • 通帳のコピーな
  • 代表者様の本人確認書類
    ・・

など多くの必要書類が発生します。

とくに売掛先との取引関係の成因資料として

  • 契約書
  • 請求書
  • 発注書
  • 入金履歴が掲載された通帳のコピー

などは必ず必要なものなのです。

必要書類のチェックリスト

【ファクタリング体験談】実際にMEDS JAPANで200万円の売掛債権のファクタリングをしたら、ファクタリング手数料5.0%と驚くほど格安手数料だった。全手順を公開します。

要求してくる必要書類がほとんどないファクタリング業者は信頼性が低いファクタリング業者と考えましょう。

その7.提供しているファクタリングサービスの種類が多い方が信頼性は高い

ファクタリングには

  • 2社間ファクタリング
  • 3社間ファクタリング
  • 診療報酬ファクタリング
  • 国際ファクタリング
  • 保証ファクタリング

などの種類があります。

提供しているファクタリングサービスの種類が多い方が信頼性の高いファクタリング業者と言えます。
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「2社間ファクタリングだけ」の業者も多いのですが、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングをサービス提供していて、両者のメリットデメリットを丁寧に説明してくれるファクタリング業者は信頼性が高いと言えます。

その8.ウェブサイトに記載されている「情報量」に注目

優良なファクタリング業者の場合

会社概要のページには

  • 会社名
  • 代表者名
  • 住所(写真)
  • アクセス
  • 固定電話の電話番号
  • 設立年月日
  • 資本金
  • 取引先
  • 事業内容
    ・・

などが記載されているものです。

「会社名」と「住所」しか掲載されていない、「ファクタリング手数料やサービス内容」が記載されていない、1ページのみのウェブサイトなど、会社概要で情報開示されている情報がないファクタリング業者にも注意が必要です。

その9.入金先の口座が違う口座名義

闇金業者、詐欺業者などは法人口座を作ることができません。銀行も、犯罪の温床となっている法人口座の開設はかなり慎重になっていて、反社会組織などに口座開設しないように「面談」「調査」などをしてからでないと法人口座が作れない銀行が増えているのです。

そのため、闇金業者、詐欺業者は、ファクタリング手数料の入金先口座がファクタリング業者名とは違う名義の法人口座、違う名義の個人口座になっている可能性があるのです。

入金先口座名が、申し込んだファクタリング業者名義でない場合には注意が必要です。

その10.保証人を要求される

ファクタリングは売掛債権の買取(売却)をするサービスです。

融資ではないので「保証人」などは一切不要なのです。

保証人を要求してくるファクタリング業者はほぼ悪徳業者です。

その11.担保を要求される

ファクタリングは売掛債権の買取(売却)をするサービスです。

融資ではないので「担保」などは一切不要なのです。

担保を要求してくるファクタリング業者はほぼ悪徳業者です。

その12.融資をすすめてくる

ファクタリングは売掛債権の買取(売却)をするサービスです。

「売掛債権を買い取ってくれるのかどうか?」だけがサービスなので、売買が終わればファクタリング業者との関係は終了します。

しかし、悪徳業者はこれでは実入りが少ないと考えるのです。「継続的にお金を取ろう」と考えるため、「ファクタリング」ではなく、「融資」に切りかえて話を勧めてくるのです。

売掛債権の売却(ファクタリング)ではなく、売掛債権担保融資などに切りかえて勧めてくるファクタリング業者には要注意です。逮捕者が出たファクタリング業者も、ファクタリングではなく、売掛債権担保融資で法定金利を超えていることで逮捕されたのです。

その13.闇金業者としてマークされている

闇金業者がファクタリングに進出しているケースもあります。

日本貸金業協会のウェブサイトでは

「悪質業者の検索」

悪徳業者の検索

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「悪質業者の検索」ができるので、利用しようとしている「ファクタリング業者が該当しないか?」チェックしておくと良いでしょう。

その14.後から追加で費用が請求される

  • 見積書になった費用
  • 契約書になかった費用

が後から請求される場合には、手遅れということもありますが、悪徳業者と言えます。

「※実費請求」などの但し書きがあって、数千円、数万円の理由が明確な費用の請求であれば問題はありませんが、見積書にも、契約書にも、掲載がなく、説明もない、事務手数料やファクタリング手数料の追加請求がある場合には、注意が必要です。

その15.売掛金の入金日よりも、早くファクタリング業者に入金する設定

2社間ファクタリングの場合は

  1. 売掛先 → ファクタリング利用会社
  2. ファクタリング利用会社 → ファクタリング業者

という流れで資金が移動します。

この順番ですので、売掛金の入金日よりも、後にファクタリング業者への入金日が設定されるべきもので、多くの場合は同日に設定されるのが一般的です。

売掛金の入金日よりも、先にファクタリング業者への入金日が設定されている場合も、通常とは違うおかしなスケジュール設定となるので、注意が必要になります。

その16.給料ファクタリングを提供しているファクタリング業者

給料ファクタリングは「貸金業法違反」と、金融庁は、正式に見解を発表しました。

これは、闇金業者による給料ファクタリングによる被害が増加したからです。

現時点では「貸金業法違反」ですので、給料ファクタリングを提供しているファクタリング業者に注意が必要です。

ファクタリングの優良業者・悪徳業者・違法業者を見分ける視点

もっとも注意しなければならないのは「融資か?」「買取か?」です。

ファクタリングは、売掛債権を買い取ってもらうサービスです。

  • 2社間ファクタリング
  • 3社間ファクタリング

の場合は

売掛債権を売って、入金されたら、取引は完結します。継続利用しない限りは1回限りの売買でファクタリング業者との関係も切れるのです。

この場合は、いくら悪徳業者といっても、ファクタリング手数料を高めに設定するぐらいしかお金の取りようはないのです。

悪徳業者は、この方法ではうまみは薄いので、ほとんどのケースで

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「ファクタリング(売掛債権買取)」を言葉巧みに「売掛債権担保融資」に切りかえて、法定金利以上の金利設定で継続的に利息を搾取しよう

と考えるわけです。

これがまさに「闇金の手口」なのです。

ファクタリング業者に逮捕者が出たニュースでも

産経新聞

ファクタリングを装ったヤミ金業者の摘発は全国初。府警は2業者がファクタリングを装いながら、実態は売掛債権を担保に高金利で金を貸し付けていたとみて、出資法違反(超高金利)容疑でも捜査する。

摘発されたのは「東洋商事」と「MINORI」。府警は、2業者が平成27年秋から28年11月にかけ、資金繰りが悪化した中小企業を中心に全国約250社に総額3億円以上を貸し付け、1億円以上の利益を得ていたとみて調べる。

逮捕容疑は28年5~9月、堺市と三重県鈴鹿市の会社経営者2人に40~50万円を貸し付け、無登録で貸金業を営んだとしている。

となっています。

つまり、「ファクタリングではなく、法定金利を超えた融資をしていた。」容疑での逮捕なのです。

利息制限法の法定金利

  • 元本が100,000円未満の場合:年20%
  • 元本が100,000円以上1,000,000円未満の場合:年18%
  • 元本が1,000,000円以上の場合:年15%

どのようにして「ファクタリング(売掛債権買取)」から「売掛債権担保融資」に切り替えていたのかはわかりませんが・・・

  • 「ファクタリングよりも売掛債権担保融資の方が金利を下げられますよ。」というような営業トーク
  • 契約書の内容がファクタリングから、いつの間にか融資に切り替わっている

などが想定されます。

融資を持ち掛けられることが悪徳業者の分岐点

と考えて良いでしょう。

「売掛債権の売却」だけで完結するのであれば、一回の取引ですからリスクは少ないのですが、「融資」になると継続的に利息が発生してしまい、闇金の格好の餌食となってしまうのです。

優良なファクタリング業者の特徴

優良なファクタリング業者は

  • 大手企業のグループ会社、大手企業
  • 審査が厳しい
  • 提出を求められる書類の数が多い
  • 契約書がきちんとしている
  • 入金日などスケジュールが正確に決まっている
  • 不明点にきちんと回答してくれる
  • オフィスで面談審査がある
  • 見積り依頼、査定依頼に対応してくれる
  • 見積書の明細が細かく書かれている
  • ファクタリングサービスの種類が豊富
  • 実績や事例などの説明が丁寧
  • リスクやデメリットも伝えてくれる

という特徴があります。

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一見、面倒くさいような気がしてしまいますが、優良業者ほど、契約や書類、審査に重点を置いているのです。

優良なファクタリング業者「信頼性」ランキング

ファクタリング業者の「信頼性」を判断するポイントとして

  1. 運営会社の信頼性(大企業、大企業グループ)
  2. ファクタリングの運営実績
  3. ファクタリング手数料の上限の安さ(悪質なファクタリング業者は、上限のファクタリング手数料を明記していません。)

の3点で評価します。

1位.SBI新生銀行anew(アニュー)/クラウドファクタリング

信頼性の比較基準 内容
運営会社の信頼性 銀行が提供する2社間ファクタリング
ファクタリングの運営実績 2019年から運営開始、OLTAと提携したサービス提供
ファクタリング手数料の上限の安さ 9.0%
51位
34位
33位
5位
14位
35位
29位
32位
21位
42位
18位
20位

2位.GMO BtoB 早払い

信頼性の比較基準 内容
運営会社の信頼性 GMOグループが提供する2社間ファクタリング
ファクタリングの運営実績 2019年から運営開始
ファクタリング手数料の上限の安さ 10.0%
51位
34位
33位
5位
14位
35位
29位
32位
21位
42位
18位
20位

3位.OLTA(オルタ) /クラウドファクタリング

信頼性の比較基準 内容
運営会社の信頼性 資本金25億円、SBI新生銀行、三菱UFJ銀行と提携
ファクタリングの運営実績 2017年から運営開始
ファクタリング手数料の上限の安さ 9.0%
51位
34位
33位
5位
14位
35位
29位
32位
21位
42位
18位
20位

4位.トップ・マネジメント/ファクタリング

信頼性の比較基準 内容
運営会社の信頼性 資本金5,000万円
ファクタリングの運営実績 ファクタリングサービスのパイオニア企業、10年以上の歴史
ファクタリング手数料の上限の安さ 12.5%
51位-
34位1.0%
33位1.5%
5位2.0%
14位1.0%
35位-
29位-
32位-
21位3.0%
42位-
18位-
20位-

5位.MEDS JAPAN/ファクタリング

信頼性の比較基準 内容
運営会社の信頼性 資本金2,000万円、MEDSグループ
ファクタリングの運営実績 2004年から運営開始
ファクタリング手数料の上限の安さ 10.0%
51位-
34位5.0%
33位10.0%
5位0.0%
14位0.0%
35位-
29位-
32位-
21位10.0%
42位10.0%
18位10.0%
20位-

企業の信頼性にこだわらないおすすめのファクタリング業者は?

まとめ

ファクタリングの優良業者・悪徳業者・違法業者を見分けるチェックリスト

  1. 連絡が固定電話でなく、携帯電話からかかってくる
  2. オフィスでの面談がない
  3. 見積もりの内容に不明点が多い
  4. ファクタリング手数料の見積もりが法外に高い
  5. 契約書を作成しない
  6. 申込時に要求される書類が少ない
  7. 提供しているファクタリングサービスの種類が多い方が信頼性は高い
  8. ウェブサイトに記載されている情報量に注目
  9. 入金先の口座が違う口座名義
  10. 保証人を要求される
  11. 担保を要求される
  12. 融資をすすめてくる
  13. 闇金業者としてマークされている
  14. 後から追加で費用が請求される
  15. 売掛金の入金日よりも、早くファクタリング業者に入金する設定
  16. その16.給料ファクタリングを提供しているファクタリング業者
concierge
ファクタリング自体は有益な資金調達方法の一つですが、大手企業が参入していないジャンルなので、優良業者、悪徳業者の見極めが非常に重要になります。これらのポイントに気をつけながら、ファクタリング業者を比較検討しましょう。

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