ファクタリング会社を比較検討するときに公式サイトに掲載されている情報だけでは、本当のサービスの違いは見えてきません。今回は、実際にファクタリング会社にお伺いし、事業の責任者に提供しているサービスについて、いろいろな角度からインタビューしてきました。ぜひ、ファクタリング会社を比較検討する際の材料としてください。
「PayToday(Dual Life Partners株式会社)」様インタビュー
質問その1.ファクタリングサービスを提供するに至った経緯は何でしょうか?
PayTodayを推進するDual Life Partners株式会社は2016年に創業致しました。
「私たちが社会に貢献できること」「社会の変化の一端を担えること」は何かを考え、今後大きく変わっていくであろう「多様化するライフスタイルの促進、個人の選択肢(=自由度)を増やす」ことを柱とし、事業選定を行っています。
そんな中、2020年より昨今のフリーランス(業務委託社員/個人事業主)の増加と、彼らが事業資金を調達する際の選択肢の制約を社会的なギャップ(=課題)と捉え、『Pay Today』という請求書買取/ファクタリングのサービスを開始致しました。フリーランスの資金調達は、個人の信用力に依拠する手法(銀行融資/消費者金融等)が現時点では主流であり、事業が急激に伸びた際の運転資金不足に悩まされています。私たちは彼らの事業成功の機会を支援することで、「フリーランスが活躍する社会の実現の一助を担いたい」と考え、請求書買取/ファクタリングのサービスを開始した背景がございます。
質問その2.貴社のファクタリングサービスの特徴を教えてください。
弊社のファクタリングサービスは主に2者間ファクタリングです。
AIを使った審査をしており、審査スピードが早く(最短45分)、面談不要の為オンライン上で全て完結できる点が弊社の強みとなっております。また、手数料は1%~9.5%と上限が決まっており、変な手数料等引かれず安心してご利用頂ける点も好評いただいております。
また、フリーランスの方だけでなく、ベンチャー企業や地方中小企業の買取を強化しております。
質問その3.貴社のファクタリングサービスの実績を教えてください。
2021年1月15日のリリースより3か月で買取総額が1億円を突破しました。
特に中小企業のシステム開発会社/広告業、及びWeb系フリーランス/個人事業主の利用が顕著で、利用者属性では、フリーランス/個人事業主が60%を超えて大きな割合を占めており、業種別ではシステム開発業が35%、広告業/Webマーケティング関連業が25%、と利用割合が高い傾向にあります。
質問その4.貴社のファクタリングサービスをご利用するお客様は、どのような方が多いでしょうか?
前向きな運転資金に注力しており、受注が大きく伸びた場合の運転資金として充当されたい方に多くご利用いただいています。
中小企業やフリーランスの方は、取引先との関係などにより、「大きな受注が決まり納品もしたけれど、売上金が振り込まれるのは2か月先。この資金が手元に用意できれば、更に新規受注できるのに…。」といった悩みを持っていらっしゃる方が多いです。そこで、現金化されるまで数か月保有しておかなければならない売掛金を現金化することで、手元の資金を確保して、事業に取り組んでいくことができます。
また、フリーランス/個人事業主の方では、売上の入金と外注費の支払いのを比べると、外注費の支払いが先行するケースが多いので、この外注費に充当するために、請求書買取を活用されるお客様にも多くご利用いただいております。
またベンチャー企業は赤字決算/資本調達等で決算書が複雑化しているため、請求書買取とは相性があまりよくありませんでした。その様な立ち上げ期の会社にも手間をかけてでも“支援する”という方針で、PayTodayサービスの対象として積極買取行っております。利用者様からは「非常にありがたい」というお言葉を頂戴しております。
質問その5.貴社のファクタリングサービスの他社にない、他社に負けない強みを教えてください。
大きく2点あると思っています。
1つ目は「女性でも安心して利用できるサービス」を意識しておりコンプライアンスの徹底にも力を入れています。給与ファクタリングの問題等もありましたが、顧問弁護士とも常に連絡を取りながら、女性目線のサービスを心掛けています。社内環境として、女性が働きやすい環境も意識し、現在は60~70%が女性メンバーとなっています。
2つ目は「ポジティブな事業資金についてのファクタリング/請求書買取を行う」という点です。「利益が見込めるなら取り組む」というスタンスではなく、「お客様にとってもよい場面」に限っての買取実行を心掛けています。具体的にはギャンブル資金や浪費のための買取等はお断りしています。弊社は金融会社というスタンスよりも、あくまで「事業資金の調達方法多角化」という社会課題の解決のための事業運営というスタンスを重視しています。
質問その6.実際にご利用されたお客様の声を聞いて、貴社がご評価されている点はどこだと思われますか?
大きく3点あります。
- 上限9.5%で明確に設定しており透明性ある手数料(事務手数料等の請求は一切なし)
- 従来のお客層である中小企業だけでなくフリーランス/個人事業主/ベンチャー企業でも活用できる点
- 事業への想いです。特に“事業への想い”に共感していただくお客様のリピート率が高い点が特徴です。
社会変化としてのフリーランスの増加を踏まえ、「フリーランスが活躍する社会の実現の一助を担いたい」との想いでこのPayToday事業を開始しており、フリーランスから厚い支持を受けております。また「新しい価値観の創造」「地方との共生」を支援するという目的で、「ベンチャー企業に対するサービス」及び「地方の中小企業が利用するファクタリングコストの削減」にも注力しておいます。金融としてのファクタリングとは異なった切り口でベンチャー企業っぽい“想い”や”社会課題の解決“を前面に打ち出している点も支持されている1つです。
質問その7.貴社のファクタリングサービスへ申し込む際の手順と必要書類、かかる時間について教えてください。
①弊社のHPから申込、ユーザー登録(利用者の情報登録)
↓
②マイページから「財務諸表」「入出金明細」「事業に使用している全口座」「買取希望の請求書情報」「買取希望金額」など必要項目を入力
↓
③申請完了後、弊社の担当が審査を行う
↓
④必要あればオンライン面談(電話等)で追加質問を行い、資料を基にヒアリングを行う
↓
⑤審査結果をお伝え。通過した場合、即日入金
即日対応の場合は午前中までにHPから申請をして頂くとスムーズに対応できます。最短だと45分で入金可能です。
質問その8.今後予定しているサービスやお取り組みはございますでしょうか?
上記と重複する部分もございますが、“ベンチャー企業向けの買取支援“に注力していきたいと考えております。
質問その9.ファクタリングを利用する方に向けて、注意点やこういう風にファクタリングを利用して欲しい、優良業者を選ぶときはどこに注意すれば良いというアドバイスはございますでしょうか?
ギャンブル資金や浪費のためのファクタリングではなく、あくまで「事業拡大等ポジティブな事業資金の為に」ファクタリングを利用していただければと思っております。
弊社もギャンブル資金や浪費のための買取等はお断りしており、金融会社というスタンスよりも、あくまで「事業資金の調達方法多角化」という社会課題の解決のための事業運営というスタンスを重視しています。
優良業者かどうかは、“情報の透明性”“明瞭な手数料体系””女性でも利用できるサービスかどうか“を意識するとよいかと思います。
PayToday/AIファクタリング
PayToday/AIファクタリングとは
PayToday/AIファクタリングは、東京に事務所があるDual Life Partners株式会社が提供しているファクタリングサービスです。2社間ファクタリングをオンライン上のみで完結させるサービスとして「AIファクタリング」という名称を利用しています。
PayToday/AIファクタリングの大きな特徴は「ファクタリング手数料の上限が9.5%と格安」「ファクタリング手数料の下限は1.0%」「最大90日後の入金の売掛債権買取が可能」「買取債権額に下限も、上限もなし」「最短45分審査、最短即日買取」「面談不要、オンラインで完結」「WEBで書類提出」「全国対応」「債権譲渡登記不要」という点が挙げられます。
オンライン完結型のファクタリングサービスで、ファクタリング手数料の上限が9.5%と低い点と役務の提供の完了、及び債権金額が確定している場合に最長90日後の売掛債権まで買い取れるサービスを展開しています。
オンライン完結型ですので、面談不要のため、全国対応可能、最短45分審査、最短即日買取というスピーディーな資金調達が可能な特徴があります。
ただし、「確実性の高い債権のみを買い取ることで、デフォルト率(貸倒率)の低減を図る」としているため、ファクタリングの買取審査は厳しくなることが予想されます。
ファクタリング審査に自信がある方、地方の方にとっては、安く、スピーディーに利用できるファクタリング会社としておすすめです。
PayToday/AIファクタリング商品概要
金融機関・会社名 | Dual Life Partners株式会社 |
本社所在地 | 東京都 |
対象(法人、個人事業主) | 法人、個人事業主 |
2社間ファクタリング手数料下限 | 1.0% |
2社間ファクタリング手数料上限 | 9.5% |
3社間ファクタリング手数料下限 | - |
3社間ファクタリング手数料上限 | - |
ファクタリング事務手数料 | - |
資金化までのスピード | 最短即日/最短45分審査 |
最低取扱額 | - |
最高取扱額 | 3,000万円 |
「どのような点を意識されてサービス提供されているのか?」
「どういう方が利用する機会が多いファクタリング会社なのか?」
「他社と比較して、どのような優位点があるのか?」