ファクタリングの種類

国際ファクタリングとは?海外取引で使われる仕組みを解説

輸出取引では、相手国の事情で回収が難しくなることがあります。国際ファクタリングが扱う課題と、国内の取引と条件が変わる理由を整理します。

国際ファクタリングは、海外の取引先に対する売掛債権を対象にした形です。輸出取引では、距離と制度の違いから、回収の確実さを自社だけで判断するのが難しくなります。

国内の取引と何が違うのかを整理します。なお、当サイトが確認できている一次情報は国内の制度に関するものです。相手国の法制度については、取扱う会社と専門家に確認してください

国内取引と条件が変わる理由

同じ売掛債権でも、次の点が変わります。

相手の所在地、適用される法律、確認できる情報という観点で国内取引と海外取引の違いを並べた表
図1:国内取引との違い民法・金融庁の公表資料(2026年8月18日確認)をもとに作成

準拠法と手続きの確認が要る

民法第467条は、債権譲渡を債務者その他の第三者に対抗するための手続きを定めていますが、これは日本法の話です。相手国の法律が適用される場合、必要な手続きが変わります。

契約書で、どの国の法律によるのか(準拠法)、争いになった場合にどこで解決するのかを確認してください。

確認する項目

国内の取引以上に、事前の確認が重要になります。

準拠法と紛争解決の方法、通貨と為替の扱い、相手の確認方法、費用の内訳という4項目のチェックリスト
図2:海外取引で確認する項目契約で確認する項目を整理した図(民法第467条の手続きは日本法の定めです)

相手を確認する

金融庁は、ファクタリングを装った高金利の貸付けを行うヤミ金融業者の存在を確認したとして注意喚起を出しています。海外取引を扱うと説明する事業者でも、確認すべき点は同じです。

商号・所在地・代表者・連絡先を確認し、契約条項(買戻しの有無、費用の内訳)を読んでから判断してください。

この記事で扱っていないこと

相手国ごとの制度、為替の扱い、貿易保険との比較は、一次情報を確認できていないため書いていません。確認できた時点で追記します。

国内制度にもとづく確認点は記載し、相手国ごとの制度や為替の扱いは確認できないため書かないことを対比した図
図3:書けたこと・書かなかったこと確認できた一次情報の範囲(2026年8月18日時点)

種類全体の整理はファクタリングの種類、支払われない場合への備えは保証ファクタリングで扱います。

この記事の出典

手数料・条件・手続きは、下の一次情報で確認できた表記だけを載せています。 確認日以降に変更されている場合があるため、申込みの前に各社の公式ページで確かめてください。