ファクタリングは、まだ入金されていない売掛金を、ファクタリング会社に買い取ってもらう取引です。買い取ってもらった時点で代金を受け取れるので、支払期日を待たずに資金化できます。
ここでは、初めて調べたときに浮かびやすい疑問に、順番に答えていきます。答えの根拠になる資料も一緒に示します。
借金になるの?
いいえ。ファクタリングは債権の売買であり、お金を借りる契約ではありません。金融庁も、法的には債権の売買(債権譲渡)契約であると説明しています。返済という手続きはありません。
ただし、「借金ではない=負担がない」ではありません。手数料が差し引かれるため、支払期日まで待った場合より受け取る金額は少なくなります。
誰が関わるの?
関わるのは最大で3者です。自社(売掛金を持つ側)、ファクタリング会社(買い取る側)、そして売掛先(代金を支払う側)です。売掛先が手続きに関わるかどうかで、2社間と3社間に分かれます。
いくら受け取れるの?
受け取る金額は、売掛金の額面から手数料を引いた金額です。手数料の率は会社や案件によって異なるため、当サイトでは各社が公表している範囲だけを比較ページに掲載しています。ここで一律の相場を書くことはしません。次の図は、金額の決まり方を理解するための仮定の例です。特定の会社の条件を示すものではありません。
消費税はかかるの?
国税庁は、消費税の非課税取引として「有価証券等の譲渡」を挙げ、その中に金銭債権などの譲渡を含めています。売掛債権は金銭債権にあたるため、その譲渡自体は非課税取引として扱われます。
ただし、個々の契約における処理や、手数料部分の扱いは、契約内容によって変わることがあります。仕訳や申告の判断は税理士に確認してください。当サイトは個別の税務判断を行いません。
気をつけることは?
金融庁は、ファクタリングを装った高金利の貸付けを行うヤミ金融業者の存在を確認したとして注意喚起を出しています。とくに、集金できなかった場合に売主が買い戻す、あるいは売主自身の資金で支払うこととされている契約は、貸金業に該当するおそれがあるとしています。
この記事の出典
手数料・条件・手続きは、下の一次情報で確認できた表記だけを載せています。 確認日以降に変更されている場合があるため、申込みの前に各社の公式ページで確かめてください。
- 金融庁「ファクタリングの利用に関する注意喚起」 金融庁 / 確認日 2026年8月18日
- 国税庁「No.6201 非課税となる取引」 公的機関 / 確認日 2026年8月18日